『学び合い』の会に参加してみた

2週連続の東京。諭吉どころか英世も羽が生えて飛んでいく今日この頃。

 

本日は人生初の『学び合い』の会に参加してきた。今回の東京の旅のメインである。

練馬で行われた「城北だいこん会」。参加者5人というアットホームな雰囲気で、4時間フリートークの形で進んだ。

 

『』を実践する上での悩み、どうして『』を始めたのか、生徒が抱える闇の部分等、時々脱線しつつもいろいろな話を聞くことができた。

 

話したり聞いたりしている中で思ったのは、「私は生徒たちに折り合いをつけることを求めているんだなぁ」ということ。

 

もちろん全員が高校に進むわけではないが、社会が"高卒以上"を求めている今、大半の子は高校に進学する。私は誰に何と言われようと、「高校は社会に出る前の最後の砦」だと思っている。社会に出る前に身につけてほしいことは挙げればきりがないが、その中でも「他者と折り合いをつけること」は5本の指の中に入るんじゃないかと思う。

 

社会人経験があるからかもしれないが、結局働く上で大切なのは「人」なのだ。ほとんどの場合、学校におけるクラスと同じように、誰と働くかはガチャである。気が合う人もいるし、どうしても合わない人もいる。それでも、お金を稼いで生計を立てるためには、他者とともに課題を解決していかなければならない。そのためには折り合いをつけなければならない場面が必ず出てくる。教師の管理下で失敗しながらも折り合いの付け方を学んでいくのが、学校の存在意義の1つだと思う。なんてことを再確認した。

 

さまざまなバックグラウンドの人が集まって話をするので、いろいろな話が聞けておもしろかった。普段の生活だと顔を合わせる人はどうしても限られてしまうので、時間とお金を作ってはこうした会に参加しようと思う。