『学び合い』の実践において疑問には思っていたけどブラックボックス化していたものが、少しずつ見えてきた気がする(タイトル長いな…)―全国『学び合い』フォーラム―

連日のように『学び合い』全国フォーラムの振り返りです。

 

 自分の発表の振り返り↓

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 深山さん・藤田さんの分科会の振り返り↓

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それだけ自分にとって学びが多かったのでしょう。現場に出る前に参加することができてよかったと思っています。午後は基本聞き専でしたが。

 

今日は午後に参加したもう一つの分科会、山﨑先生の「今だからこそ『学び合い』を原点から考える」で印象に残ったことをまとめたいと思います。

 

私の記憶違いでなければ、山﨑先生とは昨年群馬で開催された全国『学び合い』フォーラムでお会いしてお話を聞く機会がありました。その際、山﨑先生の口からよどみなく流れてくるエピソードを耳にして「もっと話を聞いてみたい!」と思ったことを覚えています。

 

分科会開始の15分くらい前にzoomに入ったのですが、その時点で山﨑先生が貞包先生や参加者の方々と熱い議論を繰り広げていて、その熱量に圧倒されると同時に、これからどんなお話が聞けるのだろうとワクワクしていました。

 

分科会では、山﨑先生と参加者との質疑応答が心に残っています。

Q:『学び合い』をする上で、他の実践や手法(TOSSやけテぶれなど)をつまみぐいしてもよいのか?

A:つまみぐいはOK。ただし、つまみぐいをするときはその原材料をよく見た方がいい。その実践や手法のルーツは何か、それらがどういういきさつでできたかまで調べる、考えることが大切。

Q:『学び合い』では基本教師が教えることはしないといわれてるが、子どもたちに教えてもいいのか?

A:僕は教えちゃうこともある。子どもたちが自分(教師)とつながる線を切らないようにしている。(もっと重要なことをおっしゃっていた気がするけれど、メモが残ってない…残念…)

 

(おそらく)みんな知りたいと思っていたけど、ブラックボックス化していた疑問の答えのようなものが見えてきた気がします。もちろん”答えは自分で見出さなきゃいけない”し、”答えは実践を通して見えてくるもの”なのでしょうが、参考になるものすらないのは『学び合い』初心者にはかなり酷です。その点、山﨑先生のようにさまざまな疑問に答えてくださる伴走者のような存在は、非常に貴重で今後さらに重要になってくるのではないでしょうか。いつか自分もそうなりたい…。

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また、個人的には「ハンバーガー屋のたとえ」が衝撃でした(衝撃的だったせいか、手元のメモの文字がぐちゃぐちゃなのではっきり思い出せないのですが)。

みんなは将来社会に出て働くことになる。例えばハンバーガ屋で働くとして、ハンバーガーの作り方をお客さんには聞かないよね? 店員同士でなんとかするでしょ? だから、まわりの人とともに課題を達成することって大切なんだよ。

なんてわかりやすいんだろうと思いました。『学び合い』ではこれからの社会のことや自分が持っているビジョンを語ることが多いですが、抽象的だったり生徒たちが実感を持って捉えにくかったりする気がするので、私は語る際は自分の経験と結びつけたり具体例を用いたりするといいのかなと思っています。

 

最後に山﨑先生が考える『学び合い』のこれからについての話がありました。

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分科会の終わりにチャットにて提供していただいた資料を読み返しているのですが、すごいビジョンだというのは何となくわかるのですが、どこがどうすごいのかは正直まだわかっていません。

 

『学び合い』自体のこれからについては考えたことすらありませんでした。おそらく現場に出たら、自分が担当するクラスや自分の学校レベルのことを考えるので精一杯になりそうだなと感じています。でも、マズロー欲求段階説ではないですが、まずその部分が考えられないとその先には進めないのかなぁとも思います。

 

今回のフォーラムで山﨑先生が何度か繰り返していらっしゃった「結局、”何がしたいのか”が大切」というフレーズは心に留めておきたいと思います。