虹を見て、特別支援教育について考える

最近よく虹を見る。

少し前に車を運転してたら目の前に二重になった虹が出ていたし、今日は雨が上がった後くっきりとした虹が見えた。

 

「虹が何色か」というのは国によって違うそうだ。

日本では「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の七色だが、アメリカは「red・orange・yellow・green・blue・purple」の六色、アフリカや南アジアの一部では二色のところもあるという。

 

日本にある「藍」がアメリカにないのは、藍色の概念が英語にはないかららしい。虹という光の帯を何色に分けるかというのは言語によって、また文化によって変わってくる。ようは、「どのカテゴリーにいれるか」という問題だ。

 

特別支援教育も上の話と似たような側面があると思う。

昨日twitterで「最近特別支援学級がどんどん増えている。通常級の先生が「この子ちょっと厳しいです」と言って支援学級に連れて来ることがある」というようなつぶやきを見た。

ケースバイケースであることはもちろんなのだが、特にいわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる子たちの対応は、捉え方一つで大きく変わってくるのではないかと思う。

 

これは西川先生の口癖でもあるのだが、「みんな特別な支援が必要だ」というのだ。西川先生の頭の中にある(であろう)個別最適化された教育では、個々の生徒のニーズに沿った教育を各自が手に入れることができる。

 

どんな生徒でも(もちろん私も)、一人ひとり得意なこともあれば苦手なこともある。そう考えれば、特別支援教育とくくってしまうのではなくて、みながともに学ぶことができるのではないか。

西川先生の話を聞くとそう思うのだが、正直そこまで割り切ることができない自分もいる。

 

大学院を卒業するまでに、特別支援教育についてもっと学んで、自分なりの考えをもつようにしよう。