敬語とタメ口の境界線

ゼミに所属してからずっと、ちょっとした違和感を抱えている。言葉遣いについてである。

 

私は大学院に入る前に講師経験が3年分あるので、厳密に言うとストレートマスター(大学卒業後すぐに大学院に入った人)でも現職さん(公立学校から派遣された先生)でもなく、宙ぶらりんな立場である。

 

そのため、ストレートの院生よりも2〜3歳年上ということになる。

 

にもかかわらず、

「同期とはタメ口なのに、先輩と話しているときは敬語」

という逆転現象が起こっている。

 

この現象にちょっとしたひっかかりを覚えるのだ。

 

大学以上になると、もはや浪人やら留年やら留学やらで、実際の年齢より入った年で関係性が決まるものかと思っていたが、そうでもないらしい。

 

私の場合は、院に入る前に一度、西川研究室に"お客さま"として訪問しているので、余計そうなのかもしれないけれど。

 

 

でも、実際現場に入ったら、年下の先輩(逆も然り)と一緒に仕事をすることは大して珍しくもないのだろう。特に私のように紆余曲折あった人間ならば。

 

逆転現象にひっかかりを覚えつつも、今はお互い敬語で話すのがちょうどいい距離感なのかなぁ、とも思う。

 

難しいところですね、と心の中で独りごちてみたり。