教育実習や大学院の学校連携プロジェクト、講師先等、今までに5か所くらいの職員室、印刷室を見てきたが、印刷機のスペックや使い方はほとんど一緒だ。
以前の講師先では学年関係のしおりやお便り等の印刷は副担任の仕事だったので、1学年300人を超える生徒分の印刷をよくしていた。
おかげで印刷機の使い方にはかなり慣れた。
・コピー機と印刷機の使い分け(一定枚数以下はコピー機、それを超えると印刷機)
・クラスごとに分ける場合は、全員分いっきに印刷するのではなく、印刷数をクラス人数分に設定し、クラスごとに印刷する(最初はよくやりがちだが(私だけか?)、全員分一気に印刷すると後で分けるのが大変)
・マスターの捨て方
・マスターやインクの補充方法
・紙が詰まった時どこを開けて取り除けばいいか
・スキャナーとしての使い方
・冊子状にコピーする方法
・部単位印刷かページ単位印刷か
・変倍方法(用紙指定変倍は働き始めてから知った)
こうした印刷作業効率化のコツは、作業中に先輩の先生から教えてもらったり、自分で試行錯誤したりしながら覚えていった気がする。暗黙知的な部分なので、実際にやってみないとわからないことも多い。
特に私は国語科で縦書きの文章をよく印刷していたので、しょっちゅう天地を間違えては「あああああ!」となっていた笑
おかげでちょっとしたトラブルシューティングもお手のもの。
いろいろな文書を印刷してきたので、今では相手の要望をもとにどう印刷すればよいか瞬時にイメージすることができるようになった。
些細なことかもしれないけれど、事務仕事の負担感が減るのは実は大きい。その分の時間を他に使える。紙も節約できるし。
↑この能力は、絶賛奮闘中の学校連携プロジェクトでも遺憾なく発揮されている。
今日も、天地逆になった原稿数枚をもとに戻して10部印刷しホチキス止めするという作業を、1時間目が始まる前の10分足らずで仕上げて颯爽と後輩に渡した際、「え、すげぇ!」と言われたのだが、私にとっては朝飯前なのである。
全てペーパーレスになればこの能力もお役御免になるのだろうけど、当分は重宝しそうだな。