成人式に現れた私と妹の差

今日は成人の日ですね。

 

とはいえ、私の故郷はこの時期雪が多すぎて、とても振袖を着て歩けるような状態ではありませんが。

 

そのため、成人式と言えばゴールデンウィークが定番でした。

 

私は成人式で振袖を着ませんでした。

というのも、大学2年のときアメリカに短期留学したかったのです。

 

両親から「振袖か留学か、どっちか選べ」と言われ、「アメリカ行かせていただきます」と即答しました。

 

結局、黒の花柄のワンピース+ピンクのボレロという格好で成人式に参加しました。

 

まわりは振袖ばかりだったので非常に浮きました…

 

ただ、後になってみれば、「柄物のオケージョンワンピースは着回しが難しい」という教訓を得ることができたので、その点は良かったかもしれません。

 

無地なら結婚式でも着ることができますが、花柄だと着られるシーンが限られます。

 

店員さんからは「ちょっとしたパーティーにも着ていけますよ」と言われたのですが、"ちょっとしたパーティー"とやらがどこで開催されているのか教えてもらいたいものです。

 

 

さてさて。

 

振袖か1ヶ月の留学かを天秤にかけた私ですが、妹はと言えば、高校のときに1年留学した挙句、成人式でも振袖を着ました。

 

妹が成人式で振袖を着ると聞いたときは、内心開いた口が塞がらない思いでした。

 

姉のときは厳しいハードルがあるのに、妹はそのハードルを早々に解除されてしまうのです。

 

お小遣いの額、色鉛筆を買ってもらったタイミングなどなど、妹との差を感じた瞬間は今でも鮮明に覚えています。

 

大人になってから妹と話すと、妹は妹で「お姉ちゃんばっかり!」と感じていたことがあったようで、お互い様なのかなと思いました。

 

振袖に関しては私の中でくすぶるものがあったのか、大学院の卒業のタイミングで振袖を着ることにして、やっと過去のもやっとした自分から決別することができました。

 

子どもが複数いる場合、差をつけずに接することは、きっととても難しいんでしょうね。