教職2年次研修のまとめ

昨日は教職2年次研修でした。

 

コロナウイルス感染者が全国で急増する中、地区ごととはいえ、一か所に集合して受ける研修には少し不安もありました。それでも、久しぶりに同期の先生方と直接顔を合わせられたのはとてもうれしかったです。

 

今回は、NIEの事例の紹介やICTの活用、総合的な学習の時間、道徳教育など、担任になって直面する課題にフォーカスした内容だったので、とても参考になりました。

 

NIEの事例では、中高生向けの特集記事を教室や廊下に貼っておいたり、朝読書の時間に新聞を教室に置いておいて生徒たちが読めるようにしたりするなど、2学期からすぐに真似できそうなアイディアが多かったです。

 

そして、特に印象に残ったのが道徳教育に関する実践の紹介と、演習でした。

 

まず、動画で実践発表をしてくださった先生のスライドが見やすく、自分がスライドで資料を作る際に参考になりそうだと思いました。ベースカラーとアクセントカラーを全てのスライドで統一しており、項目を対比させたり並べたりしていたため、視認性が高く、内容がすっと頭に入ってきました。

 

そして、

・授業準備の際に、授業が終わった後の生徒の姿を明確にイメージすること

・特に中心発問は”葛藤が生まれる問い”にすること

・「どのような道徳的価値を、選んだ教材でどのように教え、どのような生徒を育成したいのか」という教師側の意図をはっきりさせること

・生徒が当事者意識を持てるように発問を工夫すること

など、自分の中で道徳の授業に関してもやっとしていたことが、少し見えてきたような気がしました。

 

動画での実践発表の後は、2~3人のグループに分かれて、実際に道徳の授業の導入から中心発問までを作ってみるという演習をしました。

 

グループによって着眼点が違うため、さまざまなアプローチの方法があり、発表を聞いていておもしろかったです。

 

道徳の授業は、今年度初めてやったので手探り状態でした。道徳の授業の前日には、教科書や指導書に首っ引きで、日付が変わるくらいの時間まで「ああでもないこうでもない」と授業準備をすることが多かったです。道徳の授業の前日には、「あぁ、明日道徳がある…」と気が重くなることも。

 

「夏休みのうちに道徳の授業づくりについて学びたい」と改めて感じることができた研修でした。