祖母の言っていた「この世に2人しかいない姉妹」というフレーズが腑に落ちたとき

転職した妹から、新居での生活の様子を伝えるメッセージが届きました。

 

一緒に送られてきたお昼ご飯の写真を見ると、テーブルの上に私が作ったランチョンマットが敷いてあるのか見えました。

 

「あぁ、まだ使ってくれているんだなぁ」と、少しうれしくなりました。

 

高校生までは喧嘩ばかりだった私と妹。

 

呆れた祖母が「この世に2人しかいない姉妹なんだよ。お互いに助け合わなくてどうするの。」となだめたものですが、当の本人である私と妹は「こんな奴と一緒なんて絶対に嫌だ!」と思うことも少なくありませんでした。

 

仲が良くなったのは、私が大学進学のため実家を離れてからでした。

 

お互い大人になったのと、物理的な距離が離れたのが私たちにはちょうどよかったのかもしれません。

 

祖母の「この世に2人しかいない姉妹」というフレーズがなんとなく腑に落ちてきたのもこの頃でした。

 

そういえばこの前、生徒から「弟(妹)が生意気すぎてイラッとするんですけど、どうすればいいですか?」という質問が来ました。

 

「うーん、時が解決してくれるよ」と答えにならない返事をしつつ、頭の中では「そうやって弟や妹のことを考えられるってことは、良いお兄ちゃん(お姉ちゃん)やってるんだろうなぁ」と考えていた私でした。