最近の現実逃避方法

おうちで過ごす時間が多くなってから、スマホでマンガを読むようになった。

「ピッコマ」というサイトにお世話になっている。

piccoma.com

ピッコマのいいところは、「待てば無料」システムで毎日ちょっとずつお話を読み進めていくことができるところ。ステイホームがいつまで続くかわからない中、お話の続きをワクワクしながら待てるのだ。

 

ピッコマでマンガを読み始めた頃は”悪役令嬢”モノをよく読んでいた。

 

まず、“令嬢"という響きに惹かれる。「農家の子」である私では、どう逆立ちしても"令嬢"にはなれない。

 

悪役令嬢モノは「転生したら乙女ゲーム(もしくは少女漫画)の悪役令嬢になっていた主人公が悪戦苦闘する」というストーリーの大枠は似ているので安心して読める。

 

そして最近は、悪役令嬢に限らず転生モノのマンガにハマっている。

 

主人公は事故などで一度亡くなった後、前世(?)の記憶を持ったまま転生し、転生先の世界で何とかうまいこと立ち回ろうとする。

主人公とシンクロして「自分だったらどうするかな?」と思いながら読むのが楽しい。

 

なぜ”転生”という言葉に惹かれるのだろうか。

 

人が死後どうなるか、ということは生きている人間にはわからないからだろうか。

 

天国に行くか、地獄に行くか、はたまた極楽浄土か、それとも霊として地上に留まるのか、転生するのか。死後の世界がどうなっているかは誰にもわからない。

人間、わからないものは怖いのだが、わからないからこそ知りたくなる、というのもまた道理。

 

でも、私の場合はそんなに高尚な理由ではないと思う。

「自分だったらどうするか」と妄想することで現実逃避しようとしている気がしてならない。

 

転生した主人公は、前世の記憶を頼りにバッドエンドにならないようあらゆる策を講じる。「前世の記憶」って実に便利だと思う。もし前世で失敗や後悔することがあったなら、そうならないようにコントロールすることもできるのだから。

 

現実はそう甘くない。時に残酷だし、絶望することもある。こうなる未来がわかっていたら、あのときこうしていれば、と思うこともしょっちゅうだ。

 

それでも、現実は常に私の隣にいる。

そして、「過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる」(西川先生がよく言っていること)

未来は現実の積み重ねだ。一歩ずつ前に進むしかない。

 

それに、チートを使って過去を変えると、ろくでもない末路になるお話が多いんだよなぁ…

 

転生にワクワクするのは妄想の中だけにしておきませう笑