"お勉強して"もらえる関係

西川先生の奥さまは、クリスマス前やバレンタインデーのとき、ゼミ生に対してチョコレートなどの贈り物をくださる。

 

贈り物にはメッセージが添えられており、その心遣いが素敵だなぁと思う。

 

明日はホワイトデーなので、ゼミ生全員で少しずつお金を出し合い、ホワイトデーのプレゼントとして奥さまにワインをプレゼントしようということになった。

 

ワインを買いに行く係が私。

普段はコノスルやカヴァなどの高くても2,000〜3,000円のコスパのよいワインしか飲まない(飲めない)が、ワイン自体は好きなので、ワクワクしながら買いに行った。

 

お店は、西川先生の弟子にあたる水落先生に紹介していただいた。

 

「しっかりしたフルボトルの赤ワイン」という奥さまの好みをもとに、お店の人とあれでもない、これでもない…といろいろ考えた末、味よし、値段もギリギリ予算内、好みにも合いそうなワインを探し出してもらった。

 

ただ、箱代を含めると少し予算オーバーらしい、どうしよう…、と密かに思っていたら、

お勉強させていただいて、1割引にさせていただきますね」と、お店の方が。

 

「値引きをする」という意味合いで「勉強する」という言葉を聞いたのは初めてだったが、いい言葉だと感じた。

 

人に紹介してもらうなど、お店との関係性がなければなかなか出てこない言葉だと思う。

 

ネットで何もかも済んでしまう時代だが、こういう顔が見えるような関係もいいなぁ。