大阪府が青少年健全育成条例を改正し、真剣交際以外は違反となるというニュースを目にした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200202-OYT1T50085/
言葉が専門なだけあって、違和感を持つとずっと気になってしまう。
「性交渉がない=真剣な交際」という図式で捉えればいたって簡単ではある。ただ、恋愛は個人的なことなので、何かあったときに本当に「真剣」だったかどうかを立証するのは極めて困難である。私には、「真剣である」ということが免罪符になってしまうのではないかという思いがあった。
西川先生に聞いたら、
「そもそも条例レベルの話。真剣かどうかは、当事者である未成年及びその保護者が決めること。」
まぁ、たしかに。
普段は言葉を無意識に使いがちだが、その言葉を誰が、どう定義するのかということにちょっと意識的になってみてもいいかな。