教えたがりだな、だって人間だもの

昨日、支援校で自習監督をした。

自分一人で教室に行き、生徒と向き合うのは初めてだった。講師をしていたとは言え、慣れない場所では緊張してしまう。

 

四字熟語のプリントに取り組み、終了10分前に解答を配って丸つけをする、という流れ。

 

「一人でやってもいいし、誰かと一緒にやってもいいよ」と生徒に伝えて、様子を見た。

 

そうすると、生徒がおもいおもいの場所で、周りの仲間と一緒に課題に取り組み始めた。

 

ただ、当たり前のことではあるが、やる子はやるしやらない子はやらない。

 

遊んでいたり、ペンが止まったりしていると、どうしても声をかけてしまう。場合によってはヒントを出してしまう。

 

まだ生徒を信じきれていないんだな、と痛感した。入ってすぐなので、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないけれど。

 

こんな時、西川先生の「ホモ・サピエンスは人に教えることが好きな生き物だ」という言葉が心にしみる。

 

この言葉を、自分が介入してしまう言い訳や免罪符にするのではなく、生徒たちが互いに学び合える授業づくりの土台にしていきたい。