大阪市港区長の山口照美さんのツイート(ポスト)に、女性校長の比率が少ないことを報じた朝日新聞の記事のリンクが貼ってあったので、思わずタップしてしまいました。
女性校長が少ない問題、こどもたちのコメントいろいろキツい
— 山口照美/大阪市港区長 (@TerumiYamaguch1) August 25, 2023
25歳から管理職、今も女性リーダーを踏ん張ってやってるのは「自分もなれる」「女性リーダーいて当然」という景色を作りたいのもある(でもそろそろ限界)https://t.co/QhqZ8wnItm pic.twitter.com/heLLZO5uLf
記事によると、公立校の校長に占める女性の割合は、中学校で9.8%、全日制の高校で9.2%と1割を切っているそうです。
そして、教員→副校長・教頭→校長と職位が上がるにつれ、女性の比率が下がる傾向がどの校種にも見られたそうです。
確かに、今の勤務校の校長・教頭はどちらも男性ですし、今までの自分の学校生活を振り返ってみても、小学校のときの教頭先生が女性だっただけで、それ以外の管理職はみんな男性だったような気がします。
最も衝撃を受けたのは、小中学生約150人に聞いた「女性の校長先生が少ないのはなぜだと思う?」という問いに対する答えです。
・だんしのほうがえらいから(小1)
・女の人は家の事でせいいっぱいだから(小3)
・日本はだんそんじょひだから(小4)
・女の人はせきにんをおうのがいやだから(小4)
・男性のほうがリーダーっぽくて、なんとなくよい(小5)
・女性がとちゅうで結婚や育児などを理由に仕事をやめてしまうから(中1)
取り上げられているのは一部の意見なのかもしれませんが、それでも小中学生がこれだけジェンダーについて偏った見方をしているのが驚きだし、私自身も知らず知らずのうちにジェンダーバイアスを生徒たちに刷り込む側にいるのかもしれないと感じました。
一方で、「管理職になりたいか」と自分に問いかけると、現段階では「NO」と答えざるを得ません。
現状ですら定時退勤できていないのに、管理職になればさらに仕事が増え、平日は夜遅くまで働き、休日も出勤しなければならなくなるのは容易に想像できます。
結婚して自分の子どもを産み育てるとなると、管理職の仕事量は負担になってしまいます。
コロナ対応をしていたときの教頭先生は常にどこかに電話をしつつ、職員に指示を出すなど非常に忙しそうで、それでも笑顔を絶やさず仕事を進めている姿には尊敬しかありませんが、自分がそうなりたいかというと悩んでしまいます。