教員になってからというもの、生徒の所在確認の大切さをひしひしと感じています。
朝は下駄箱を確認して、内履きのままの生徒がいれば保護者に確認のため連絡を入れます。
授業が始まっても姿が見えない生徒がいれば、職員室に電話をかけ、どこにいるのか確認してもらいます。
最初は慣れなかったのですが、学校にいる間は生徒の命を預かっていると考えれば、当然のことなのかなぁとも思います。
私は部活動の主顧問をしているので、無断で放課後の部活動に部員が来ないと「どうしたんだろう?」と心がざわざわします。
事前に休むことが分かっている場合は私に言うように、とは伝えてあるのですが、いろいろな事情もあり代替わり後は少しルーズになりつつありました。
最近は音楽祭の関係でパートリーダーや指揮者がミーティングのため遅れることもしょっちゅうです。
今日は事前の連絡なしに部活を休み、教室にいた生徒がいたので、少し話をしました。
話をする内容は一貫しています。
・無断で部活を休むと、どこにいるのか把握できないので心配。
・中学校は社会に出る準備をするところだと思っている。社会に出たら、無断で仕事を休んだらクビになりかねない。だから、事前に連絡を入れることが大切。
・音楽祭前で各自やることがあるのは分かっているから、休むなら事前に連絡を入れることを徹底しなさい。
大学院を出てから、社会に出たときにその行動がどのような意味を持つのかを伝えるようになった気がします。
もし、私の言うことが今はわからなくても、のちのち「そう言えばそんなこと言ってたなぁ」なんて頭の片隅にでもひっかかっていれば御の字、と思って話しています。