二十歳の誕生日に礼服を買ってもらった話

今日の職員会議の後、隣に座っていた同じ学年の副任の先生に「○○さん(=私)、礼服持ってる?」と聞かれました。

 

どうやら、私の勤務校では式典関係の行事は教職員全員が礼服を着るそうです。

 

恐る恐る「喪服ですか…?」と聞き返したら、「そうそう! 礼服だけだとさびしいから、お花とか真珠のネックレスとかしてくればいいよ〜」とのこと。

 

「若い人は礼服持ってないことも多いし、入学式直前に買いに走るのも大変だと思うから事前に聞いといたんだよね」と、新採用である私を気遣って確認してくれたそうです。

 

「入学式はスーツでいいかな〜」と思っていたので、今日のうちに確認してもらえて助かりました。

 

服装などは各学校によって不文律のようなものがあることが多いので、こうして気遣ってくれる方がいるのはとても心強いのです。

 

礼服と言えば、二十歳の誕生日を思い出します。父と母からの誕生日プレゼントが礼服一式と真珠のネックレス・イヤリングだったのです。

 

その当時は「なんで二十歳の誕生日プレゼントに礼服なんだろう」と思っていましたが、「一着持っておけば何かあったときに役に立つ」という当時の母の言葉が今になって身にしみます。