同じゼミの同期と話していたら、教師と生徒の信頼関係の話が出てきた。ちょうど先週の学年ゼミでその話題が出てきたからでもあるのだけれど。
(私の理解してる範囲で言えば、)西川先生は、教師が全ての生徒と個別に信頼関係を築き上げることは必須ではないという考えを持っている。教室には、教師の話を聞く子が2割、教師が苦手・嫌いな子が2割、その中間が6割いるので、少なくとも2割の生徒とは良好な信頼関係を築くのは難しいのだ。
ただ、教師と生徒の信頼関係がない中で授業を成立させるのは難しいというのも、実際考えられることである。同期はその矛盾に首をひねっているようだ。
彼は今週のゼミには参加できないので、来週それを聞くつもりらしい。私は、ゼミでその質問が飛び出すことに、今からちょっとワクワクしている。
私の個人的な話になってしまうが、講師1年目の時に言われたことで、今でも頭に残っているのが、
「生徒に自分をあだ名で呼ばせてはならない」
ということである。
教師と生徒には変えられない一線がある。教師は生徒の評価者でもあるからだ。
現場では、最初「○○(下の名前)ちゃん」と呼ばれることもあったが、「(苗字)先生」と呼ばない限り反応しないことを徹底したら、次第に「ちゃん」づけはなくなっていった。
(思わず笑ってしまったのは、男子生徒に「姐さん!」と言われた時。即座に「極道か!」とつっこまなかったことを後悔した笑)
教師と生徒は馴れ合いの関係になってはならない。教師と生徒集団がいい関係性を保つにはどうすれば良いのか、来週のゼミで考えてみたい。