今日の午後は上越で開催された「明日の教育を考えるフォーラム」に参加しました。
分科会と、その後のフリートークのみでしたが、得るものが多く、参加して良かったなと思いました。
今回参加を決めたのは、多様な学びの場についての自分の認識をアップデートするためでした。特に不登校の生徒への対応について学びたいと思っていました。
そのため、"きみの学び応援団Lapsi-e"の山岸さんと"個別学習KIMIIRO"の山田さんの分科会に参加しました。
上越には不登校の生徒や保護者をサポートするための民間の機関があるものの、それらが一覧になっていてすぐに見ることができるものがないため、保護者が必要な情報にアプローチするのが難しい現状にあることがわかりました。
また、不登校の生徒や保護者の気持ちを想像することの難しさを痛感しました。
山田さんの分科会では、事例をもとに不登校の生徒の段階ごとに、そのときの保護者の気持ちやどんな声をかけるかを考えました。
まわりの参加者からさまざまな答えが出てきて、自分では思いつかないようなものも多く、自身の視野や考えの狭さを感じました。
山田さん曰く、不登校には「不登校予備期→暗黒期→充電期→回復期→見守り期」の段階があるそうです。
学校に行かないことに罪悪感を覚えてずーんと沈んだあと、罪悪感を感じなくなる暗黒期のタイミングにおける保護者のマインドが大切とのこと。それは、保護者の心が不登校の生徒に反映されて、気持ちに変化が生じるからです。
子どもの未来に向けての言葉がけができると良いそうです。
このことを念頭に置くと、保護者に対する教員の声かけも変わってくるような気がします。
私の隣に座っていた保護者の方から「子どもが不登校になっても学校と保護者のつながりは必要。多様な学びの場についての情報提供もしてほしい」という声があり、私も不登校対応の難しさや困り感を少し話すことができました。
フォーラムの最後、主催者からの「この機会をエンターテインメントで終わらせないでアクションを起こしてほしい」「ここでの人との出会いを次のリソースに」というメッセージが心に残りました。
さっそく、知り合いの方がFacebookで不登校に関する投稿をしていたのでシェア。
ちょっとしたことでも前に一歩踏み出してみようと思える会でした。