今日は5月5日。端午の節句である。
祝日の名称としては「こどもの日」だが、端午の節句は男の子の成長を祝う日とされている。
我が家は二人姉妹なので、どうしても3月3日のひな祭りに比べれば、端午の節句の印象は薄い。
こいのぼりはなし。
かしわ餅もなし。
小さい頃は菖蒲湯には浸かった気もするが、その程度の思い出しかないのだ。
さてさて、節句と植物は切っても切れない関係にある。
ひな祭りは桃の花。
端午の節句は柏と菖蒲。
七夕は笹。
なぜ端午の節句にかしわ餅を食べるのかちょっと調べてみたのだが、どうやら柏の葉の縁起の良さに関係するようだ。
柏の葉は枯れてもすぐには落ちず、次の葉っぱが出てきたときに押し出されるようにして落ちるらしい。そのため「代を重ねる」という意味で縁起の良いものなのだそう。
ちょうどこの端午の節句のころに柏の新葉が出て来るので、この葉っぱを使ったかしわ餅がつくられるようになった。
また、菖蒲はその香りから邪気を払うとされ、魔除けとして用いられたそう。
何はともあれ、端午の節句(こどもの日)は「子どもの成長を祝う」とともに「育ててくれた人に感謝する」日でもあるんじゃないか、と個人的には思っている。
20代半ばを過ぎているにも関わらず、いまだに親のすねをかじらざるを得ない私は、今日もせっせと布マスクを作っては直売所に卸し、生活費を稼いでいる。
普段、なかなか両親に感謝の気持ちをはっきりと示すことはないので、今日は言葉にして伝えてみようかなぁ。