「指揮者になる」という15年越しの夢がひょんなことで叶ってしまった話

今日の6限は音楽祭の合唱の中間発表会でした。

 

私の担任クラスは5クラス中3番目。

 

CDに合わせて歌うことにしたのですが、CDの音源が思った以上にゆっくりで指揮がだんだんずれてきてしまいました。

 

持ち直そうと頑張りはしたのですが、最後は完全にずれてしまって壇上の生徒たちも思わず笑ってしまう始末。

 

ステージから降りた後、指揮者が悔しくて泣き出してしまいました。

 

放課後の練習のとき、指揮者が「指揮の練習がしたいです」と私に言ってきました。

 

「指揮者なしで練習どうするんだ」と一瞬思いましたが、指揮者の心のケアが一番だと思って「わかったよ〜」と言う私。

 

クラス全体に向けて「今日は私が代役で指揮します!」と宣言し、合計2回分指揮を振りました。

 

まだ練習3日目なのに、アカペラでもかなり安定して歌える生徒たちはさすがだと思っています。

 

練習後のパートリーダーとの振り返りのとき、「実は中学生のときに指揮振りたかったんだよね〜」と言ったら、「そうなんですか!」とびっくりする生徒。

 

まさかこんなところで中学生時代の夢が叶うとは。

 

ピアニストにプラスの声かけをし、「素人の私が指揮振れるんだから、あなたならもっとうまく振れる」と指揮者を慰め、励ました1日でした。