今日で東日本大震災から9年。
9年前の3月11日、私はあと1ヶ月足らずで高校3年生になろうとするところだった。
日本海側なので、東日本大震災による津波や地震の揺れの被害はなく、どちらかと言えばほぼ同時に発生した長野県北部地震のインパクトの方が強かった。
その日にちょうど部活の遠征に行く予定だったのだが、中止になったのだ。
家でひっそりとしながら、テレビで津波の濁流が全てを飲み込んでいくのをただ見ていることしかできなかった。
天災はいつ、どこで襲ってくるかわからない。
だからなのか、甚大な被害にでも遭わない限り、なかなか自分ごととして考えにくいと思う。
しかしながら、甚大な被害を受けてからでは遅いのだ。
風化し、失われがちな記憶・教訓は、意識して頭に留めておかなければ。
そして、普段から災害に備えなければ。
学校の避難訓練もそう。
なかなか自分ごととして捉えられず、捉えさせることができず、残念ながら真剣な避難訓練にならないこともある。
どう語れば、なにを語ればよいのか、考えていこう。