くるりと顔を出す

「青天の霹靂」とはよく言ったもので、予想もしない出来事は突然目の前に姿を現す。

 

今日、久しぶりに"霹靂"が降ってきたのだが、こんなとき、愛読書であるあさのあつこさんの『ガールズ・ブルー』のこの一節を思い出す。

 

「こういう時、なんにも知らないんだなと感じる。けっこう仲よくしゃべったり、遊んだりしていても何も知らない。知らない面が、くるりと顔を出す。」

 

今回の"霹靂"の行方は私にはわからない。

どう転ぶかをひたすら待つのみ。

 

通い婚で相手をひたすら待っていた平安女性の気持ちが今ならわかる気がする。