リトルベビーハンドブックを取り上げているニュースを目にしました。
リトルベビーハンドブックとは、早産などで小さく生まれた赤ちゃんの親が、子どもの成長を母子手帳のように記録できるものです。静岡県や岐阜県、福岡県など、6つの県ですでに活用されています。下の画像は静岡県のもの↓
母子手帳は、月齢ごとの発達の目安に「はい」「いいえ」で答えるようになっています。例えば、6~7か月頃であれば、
○寝返りをしますか はい いいえ
のような項目がいくつか並んでいます。
しかしながら、赤ちゃんが小さく生まれた場合、母子手帳に記載された発達の目安と成長の過程が合わないため、記録をつけることができず、それによる精神的な負担も大きいそうです。
そのため、リトルベビーハンドブックは「はい」「いいえ」で答えるのではなく、「いつできるようになったか」を記入することができるようになっているそう。
リトルベビーハンドブックの普及に取り組む国際母子手帳委員会の坂東あけみ事務局長のコメントの中で印象に残ったのが「誰ひとり取り残さない、切れ目のない支援を」という言葉。
上記の早産による低出生体重児以外にも、さまざまな赤ちゃんがいます。
子育てをする親に寄り添う仕組みがこれからもできていくといいなと思いました。