『グラスホッパー』(伊坂幸太郎)読了

伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 

 ゼミ生のTwitterを見て伊坂さんの作品がおもしろそうだなと思い、Kindle Unlimitedに『グラスホッパー』があったので読んでみた。

 

「文章や展開の疾走感がすごい」というのが読後の素直な感想だ。

 

視点がくるくると移り変わり、事態の緊迫感が伝わってくる。(殺し屋ばかり出てくるので緊迫せざるを得ないのだが)

 

ただ、視点は移り変わるもののどこかで必ずつながっているのだ。伏線の回収が上手いなぁと思う。

 

いい意味で裏切られるし、「こうくるかぁ」と唸ってしまう場面もたびたび出てくる。

 

井坂作品はこれが初めてだと思っていたのだが、「そう言えば『陽気なギャングが地球を回す』読んだことあったなぁ」と、ふと思い出した。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

 

陽気なギャングが地球を回す』は型破りな銀行強盗4人組のお話。『グラスホッパー』のような疾走感もあるが、"陽気な"とつくだけあってユーモアも満載(だった気がする)

 

また読み直してみようかな。