私はどちらかと言えば「人に頼むより自分でやっちゃった方が早い」と考えるタイプです。
この考え方は、仕事をする上ではあまり良いスタンスではないのかもしれません。
というのは、処理能力が遅いと自分で抱え込むことが多くなる一方で、自分である程度できるようになると、人がやるはずの仕事を自分がやってしまうことによって、その人の成長の機会を奪ってしまうことになると最近気づいたからです。
修学旅行の事前学習が始まった頃のことです。京都の寺社仏閣について調べるワークシートがあるといいなと思った私は、事前学習の前日に一晩でワークシートを作り、翌日「こんなの作ったので使うのであればどうぞ」と担任の先生方に渡しました。
それを見た学年主任は一言、「すごいワークシート作りましたね。ただ、こういうワークシートは学習担当から出してもらえるとよかったなぁ」と。
その一言で、私はハッとしました。
「できるから」「やりたいから」というだけで、事前に確認もせず他者の領域へ踏み込むことは、その人の仕事や成長を阻害することがあります。
中堅に片足を突っ込んだ私がやるべきだったことは、「こんなワークシートがあるといいと思うんですけど、どうですか」と、担当の先生に事前に提案や相談することだったのではないかと思います。
そこから先、それを受け入れるかどうかは相手次第。
昨日、上記と同じようなことをやりそうになりました。ただ、今回は「ちょっと待てよ」と踏みとどまり、提案するだけに留めました。
「こんなワークシートあるといいですよね」
「項目はこんな感じだといいんじゃないかな」
↑このようなふわっとした提案だったにも関わらず、学習担当の若手の先生は的確なワークシートを作ってくれました。
中堅になるということは、”自分でやる”から”任せてみる”へシフトしていく必要があるんだなと感じました。