話し合い活動が"意見の共有"に留まらないためのオープンクエスチョン

私の最近の課題は「話し合い活動が意見の共有レベルで止まってしまう」ということです。

 

最近の、というより、長年の、と言った方がいいのかもしれません。

 

「話し合ってください」と言っても、各自が自分の考えを言って拍手、というパターンが多く、話し合いが深まらないのが悩みでした。

 

話し合いのやり方から伝えないとなのかなぁ、と思ったこともありますが、話し合いのやり方を体系的にやるのはなかなか難しく…

 

そして何より、私自身がそういった話し合いのスキルを得るようなことをあまりしてこなかったのも大きいのかもしれません。

 

そんなとき、ふと思い出したのが、大学院で学んだ「ホワイト・ボードミーティング」でした。

 

「ホワイトボード・ミーティング」では、オープンクエスチョンの例が一覧になったカードを使いました。

 

そのときのオープンクエスチョンを思い出しつつ、今日の活動で使えそうなフレーズを黒板に書き出してみました。

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今日の活動は、「自分にとって働くとはどういうことかについて考え、班で話し合う」というものでした。

 

班の形になった後、私は「班長さんから時計回りで自分の考えを発表してください。1人の発表が終わったら、発表した人の右隣の人は黒板に書いてあるオープンクエスチョンのフレーズから一つ選んで、発表者に質問してみてください」という指示を出しました。

 

時間に限りがあったので、ゆっくりと深掘りする時間はありませんでした。

 

それでも、班での話し合い活動が終わった後、全体に「オープンクエスチョンで質問してみて、話が広がったり、答えが深まったりしたと思う人?」と聞いてみたら、何人か手を挙げてくれました。

 

このやり方が合っているのかはわかりませんが、話し合い活動のときに使えそうだったら、今後もオープンクエスチョンで質問するというのをやってみたいと思います。