映画"小学校〜それは小さな社会〜"を見て

昨日、ひょんなことから高田世界館で「小学校~それは小さな社会~」を上映しているのを知りました。

 

公開当初は隣県でしか上映していないようだったので、観るのを半ば諦めていたのですが、このGW中は毎日上映しているとのこと。

 

髙田世界館にもいつか行ってみたいと思っていたので、これはいい機会だとさっそく翌日に観に行きました。

 

スクリーンに一番乗りで、上映場所をぐるっと眺めました。レトロな雰囲気が素敵。

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この作品は、都内のある小学校を舞台に、1年生と6年生にスポットを当てて1年間の様子を追ったドキュメンタリーです。

 

先生側に感情移入してしまい、「あぁ、きっと私ならこの場面ではこんな気持ちになるんだろうな」と思いながら見ました。

 

特に、6年生が委員会を決める場面で、ある児童が図書委員を希望したものの選ばれず、「他の委員会でやりたいものはない」と固まってしまうシーンは「よくある光景だけど自分ならどうするだろうか」と考えてしまいました。

 

また、6年生が1年生のお世話をするシーンが何度かあったのですが、下級生の存在が上級生を成長させるのだろうと思いました。

 

実際、私が今担任している中学2年生は、1年生が入学してきてから「先輩になったんだ!」という意識が芽生え、学校生活のさまざまな場面で頑張っています。

 

昨年度担任した現在の3年生は、最高学年の意識が出てきたのか、昨年度と比べて遥かに落ち着いて見えます。

 

映画の中で手の挙げ方から靴のそろえ方まで指導しているのを見て、「小学校の先生方はこんなことまで指導をしているのか!」と驚きましたが、こうした指導を経て、子どもたちは日本における社会性を身につけ、日本人へと変化していくのだなと感じました。

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