「モテるかどうか」という行動原理で動いている生徒たち

2学期の終業式でした。

 

1学期の反省を生かして、通知表を渡すときのフィードバックは少なめに。

 

そのあとに給食を食べたのですが、給食の終わり頃、ある男子が「先生、彼女できるにはどうすればいいですか?」と大きな声で聞いてきました。

 

「どうすればいいかねぇ」と一旦流したら、別の子が「俺もなんで彼女できないんだろう」と嘆いていました。

 

そうしているうちに、給食が終わる時間に。

 

チャイムが鳴ったとき、先ほどの「彼女ほしい」発言をした生徒の一人がまわりの様子を確認せずに「ごちそうさまでしたっ!」と言って片付けに入ろうとしたのです。

 

最近「ごちそうさま」の挨拶がおざなりになっていると感じていたので、ここぞとばかり「ごちそうさま、やり直し。こういうことがきちんとできる人がモテるんだよねぇ」と声をかけたら、件の男子二人は慌てて席に座り直し、神妙な手を合わせて「ごちそうさまでした」と言っていました。

 

実際にパートナーがいる私の言うことなので、多少なりとも説得力があったのかもしれません。

 

「モテるかどうか」が行動原理になっているのは、わかりやすくていいなぁと思ってしまった出来事でした。