「これはなぁなぁにしてはならない」という線引きが少しはできてきたのかな

あるクラスの授業でタブレットを使い、Padletというツールを用いて意見共有をしました。

 

詩を読んで「いいな」と感じたり、印象に残ったりした表現とその理由を共有するという課題でした。

 

人によって感じ方が違うので、共有されたクラス全体の意見を見て、生徒たちは「おもしろいな」と思ったり、「こんなに違うのか」と驚いたりしていました。

 

ただ一つだけ残念だったのは、授業と全く関係ないアニメに関することを、おもしろがって共有してしまう生徒がいたことでした。

 

前の授業で、タブレットの使い方に慣れてもらうために「自分の推しを紹介する」という活動を行っており、タブレットを使う際のルールについてもあらかじめ伝えてありました。

 

さらに、私がそのアニメに関する投稿を削除し、やんわりと「課題に関係ないことは共有しないでね」と伝えたにも関わらず、アニメに関する投稿は止まりませんでした。

 

そのため、「この行動はそのままにしておいてはいけない」と思い、授業の終わりにピシリとくぎを刺しました。

 

・このクラスは反応が良いこと

・一生懸命に取り組もうとする生徒が多いこと

・その一方で、指示通りに活動できない人がいるのはとても残念なこと

・少数の残念な行動により、クラス全体が「あぁ、このクラスは情報モラルのない集団なんだな」と思われてしまうこと

 

こうしたことを語り、最後に「今回の残念な行動のために、次回以降タブレット使用禁止にするつもりはありませんが、次回以降の使い方、期待していますよ」と締めくくりました。

 

生徒たちはしんとして聞いてくれていました。

 

きっと、あの場面は語るべきタイミングだったんだろうなと感じます。

 

とっさの判断だったので必要なことを語れていたかはわかりません。

 

私の指導が適切だったかどうかは、次回以降生徒たちが行動で示してくれるでしょう、きっと。