「生徒たちがやること」と「ゴール」をわかるように示すシステムづくりが教師のやることなのだ

昨日、無事に卒業式が終わりました。

週末は悪天候が予想されたのですが、風が強かったことを除けば朝からいい天気でした。

 

卒業式の前日には在校生が卒業式準備をします。

 

私が所属する1学年は学校中の掃除をしました。私はトイレ掃除の担当をすることに。

 

トイレ掃除の担当になったことがなかったので、同じくトイレ掃除を担当する先生に「ゴム手袋はどこにありますか?」と聞いてみました。

 

そうしたら、「必要な道具もそうだけど、誰がどういう分担で掃除をするのか決めた?」と逆に質問されました。

 

私が想定外の質問に戸惑って黙っていると、その先生は「掃除の計画を立てることが教師の仕事ですよ」と言い、「一緒に行って確認しよう」と私を連れて用具置き場へ。

 

洗剤や雑巾、ゴム手袋などの場所を教えてくださり、そしてその先生が作った分担表までくださいました。

 

そして、「やったことがない仕事をやるときは、同じような仕事をする人に何をすればいいのか聞いた方がいいよ」「いちいち言わなくても生徒が何をすればいいのかわかるように教師が計画を立てないといけないよ。ノープランは絶対にダメ」と丁寧に教えてくださいました。

 

あぁ、これがシステム作りなんだなぁ、すごいなぁと思いました。

 

「自分がやること」と「ゴール」が決まっていれば生徒たちは動き出します。

 

その「やること」と「ゴール」を設定し、可視化して示すことが教師としてすべきこと。

 

来年度以降いつトイレ掃除の担当になってもいいように、いただいた分担表をエクセルに打ち込んで保存したのは言うまでもありません。