タブレットと先生方の間にある溝を埋められるのが私の勤務先での存在価値の一つなのかも

昨日の段階で、急に「明日タブレットを生徒たちに持ち帰らせ、タブレットをつなげられるWi-Fi環境があるかどうか確認せよ」ということになりました。

 

勤務先はすでに二度もコロナ関連で臨時休校になっており、次いつ休校になるかわからないので、タブレットの持ち帰りが可能な状況を一刻も早く作っておきたいのだとか。

 

そのため、担任の先生方はクラスルームに入ってアンケート等を準備しなければならず、てんやわんやでした。

 

私はわりとタブレットを使いこなしている方なので、「Googleフォームで事前にアンケートを作っておき、それをクラスルームで生徒たちに配信する」なんてことは朝飯前なのですが、中には今回初めてクラスルームに入るという先生もいらっしゃいます。

 

私は昨日の夕方から今日の放課後にかけて、職員室で「クラスルームに入れたけど、このあとどうすればいいんだろう?」とか「この設定ってどうなってるの?」という先生方のつぶやきを拾っては、すすすっと近寄っていって「どうしたんですか〜?」と声をかけて使い方の説明をしてまわっていました。

 

どんな情報をどのように集めたいかによって、Googleフォームの設計やクラスルームの使い方は変わってきます。

 

今日やり方を説明していたら、同じ学年の先生が「生徒の端末だとどんな感じで表示されるかわからないから怖いんだよなぁ」という不安を漏らしているのを耳にしました。

 

それを聞いて、先生方が授業等でタブレットを使うのに二の足を踏んでしまうのは、こういうところに原因があるのかもしれないと思いました。

 

私はどんどんタブレットを使いたい派なので、授業時間外に生徒のタブレットを借りて生徒の端末での動作環境を事前に確認した後、実際にやってみるというのを繰り返して経験を積んできました。

 

ただ、それを全ての先生がやるとなると効率が悪いし、余計に「そんなに面倒なら使わないでおこう」となってしまいます。

 

タブレットを使ってこなかった先生方とタブレットの間にある溝のようなものを埋めるのが、勤務先における私の存在価値の一つなのかなぁと思っています。