県内の小中学校で、学校が配ったタブレット端末を使ったいじめが10件以上あったのだそうです。県教委の調査で明らかになりました。
無断で動画や画像を撮影して加工するなどのいじめがあったとのことで、教育委員会も実態把握を進めているようです。
これを報じていた新聞記事では、教育行政学が専門の准教授のコメントが載っていました。
「子どもたちが、いじめと認識していない可能性がある。端末の利用を規制するのではなく、いじめに該当するということを認識してもらえるよう、学校でしっかりと教えることが必要だ」
このコメントにある、「いじめと認識していない可能性がある」というのは、確かにそうかもしれないと思います。
生徒がタブレットを使っているときに写真の一覧が見え、「他人を撮った写真は消しなさい」と指導したことが何度かあります。
ちらっと見えた写真は授業中に撮ったものでしたが、教員が気づかないうちに写真を撮ることがてきてしまうのだなぁと思いました。
1クラスに30人以上いると、全員の行動をいちいち見取るのは不可能です。
ただ「他人の写真を撮ってはいけない」と規制するだけではなく、なぜ撮ってはならないのかを語る必要があると感じました。
肖像権の話もする必要があるかなぁ。