初任給をいただいたときのことを思い出す

昨日、初任給をいただきました。

 

私の場合はすでに大学卒業後に講師として就職した際にお給料をいただいているので、厳密には"人生2度目の初任給"とでも言いましょうか。

 

私は大卒で就職した人に比べて5年ほど寄り道をしているので、スタートの給与は同期よりは多いのではないかと思います。

 

公立教員の給与は号級によって変化します。号級の数字が上がれば、昇給していく仕組みです。

 

昨日は、大卒後初めて給与をいただいたときのことを思い出していました。

 

私が以前講師をしていたのは私立の学校だったのですが、校内の研修担当の先生が初任給が出る時期に、新任の先生対象に話をしてくださいました。その先生は勤務校のパンフレットを見せつつ、こう言いました。

 

「パンフレットの後ろの学費のところを見てください。保護者は1年間でこれだけのお金をこの学園に払います。これは私たちに対する信頼の証でもあります。このお金の一部が私たちの給与になります。自分がその給与に見合う働きをしているのかを常に意識しながら働いてください」

 

公立の学校は私立の学校に比べて、保護者が学校に対してどれだけのお金を出しているかがわかりにくいです。

 

それでも、学校を信じて子どもたちを学校に託す保護者の方々の思いを忘れずに、"給与に見合う働きができているか"を常に頭の片隅に入れておきたいです。