空間をデザインする上で「その空間にいる人たちが楽しめるかどうか」という視点が重要なんだなと思った話

Twitterを眺めていたら、こんな動画を見つけました↓

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エスカレーターではなく階段をもっと使ってもらうにはどうすればよいか?」という問いに対して、階段をピアノの鍵盤に見立てて、しかも階段を通ると音が出るようにするというデザイン。

 

「素敵な発想だなぁ…」と思いました。

 

もちろんエスカレーターより階段を使った方が健康にいいのでしょうが、エスカレーターの便利さや楽さの前にすると階段のメリットは霞んでしまいます。

 

人は基本的に易きに流れる生き物なので、それを上回る"楽しい!"という価値を生み出さないとなかなか行動を変容させるのは難しいのかなと思います。

 

4月以降新任として教壇に立つ際も、まずは教室内の多くの生徒にとって「楽しい授業」「わかりやすい授業」を目指そうと思っています。

 

ただ、2年前の私と今の私の違いは「楽しい授業」「わかりやすい授業」のその先のビジョンがあるかどうか。

 

『学び合い』に出会ったことによって、「楽しい授業」「わかりやすい授業」の先に"子どもたちの一生涯の幸せを保障する"というビジョンを持つことができました。

 

ただ、そのビジョンの実現のためには、まず生徒たちの多くが「楽しい」「わかりやすい」と思えるような授業があった方がいいとも思います。

 

そうした授業ができる先生は生徒から信頼されやすいというのは、昨年の非常勤講師の経験を通して感じたことでもあります。

 

手段として「楽しい授業」「わかりやすい授業」をやりつつ、"子どもたちの一生涯の幸せ"に向けて自分ができることを模索してみる。

 

4月以降はそんな1年にしたいとひそかに思っています。