Raise your Flag3期生(C日程)のしーちゃんです。
今日は先週のゴエちゃんの挑戦のリフレクションです。
すでに1人でやる実践は終わっているので、心安らかにゴエちゃんのワークショップを楽しむことができました。
そして、昨日の夜、「ワークショップ後日談~ゴエの挑戦編~」と題した、実践を振り返る会にも参加して、当日の舞台裏を少し垣間見ることができたので、そのときのエピソードも踏まえてまとめていきます。
ゴエちゃん:ワクワクの芽を咲かせよう≪一緒につくるワクワクの世界≫
優しげな淡いグリーンのスライドからスタート。緑色は気分を落ち着かせる効果があるらしいので、ゆっくり考える場を作りたいときは緑色がいいのかも。
グラウンドルールの確認のあとは、チェックインとしてシェアハピタイムをしました。実は、このスライドの下の方にある斜めストライプのバーが重要な役割を持っているのですが、それはのちほど…
私が持ってきたのはこの子↓
大きすぎて画面に収まりきらなかった笑
ペアだったそういちろうは、空手の大会で小さい子にもらったちっちゃいフィギュアを持ってきていました。エピソードもほほえましかった…
シェアハピタイムのあとは、本格的に物語の世界の中へ…
「今みんなは夢の中にいます」というストーリーを聞きながら、ゴエちゃんのゆっくりしていて落ち着いてる声いいなぁと思っていました(本人は内心それどころではなかったかもしれないけども)。
そして、1つ目のワークへ。
はじめに4分割しておいた紙の左上に過去のワクワクや幸せを書き出しました。
そして、そのワクワクの解像度を上げる2つ目のワークへ。
2つ目のワークでは、1つ目の枠の右隣にワクワクするのはなぜなのかを書いていきます。
そして、夢の世界から覚めて現実に向き合います。
スライドの画像に合わせて参加者も伸びをしました。
夢の中のワクワクから一転して、現実に戻ってきた参加者は3つ目のワークとして「今向き合えていないこと」について考えます。
次のスライドの背景が曇り空なのが、「向き合えてない感」が出ていていいなぁと思います。
最後の4つ目のワークでは、向き合えていないことに本当に向き合いたいかについて考えました。この問いはちょっとおもしろいなぁと思いました。というのも、私は「向き合えていない…→向き合わなきゃ!」という思考回路になりがちなのですが、「向き合えていない…→本当に向き合いたいの?」という「向き合わなきゃ!」以外の選択肢が見えたからです。
ちなみに、最終的な私の紙はこんな感じでした↓
そして、チェックインのときと同じペアで3と4のワークの内容を共有しました。
そして、「あとがき」という名のまとめをして終わり(「真ん中の楕円形のスペースには何なんだろう?」という疑問をうっすらと残しつつ)。
「まとめ」ではなく「あとがき」にするのも、世界観を構成する重要な要素の一つなんでしょうね、たぶん。
TTP(徹底的にパクる)ポイント
①ストーリー仕立てで思わず世界観に引き込まれる設計
夢の世界からスタートして、夢から覚めて現実に向き合ってみるというワークショップの世界観をストーリー仕立てにしていたので、その雰囲気にすっと入り込むことができました。妖精さんのイラスト、丸みがあって優しいフォント、きらきらした背景など、夢の世界観を作りあげるスライドも素敵でした。また、夢から覚めるところで実際に伸びをするのも効果的だなと思いました。動作で意識を切り替えるのは、今後ワークショップをするにあたって真似したいです。
②落ち着いて考えられる環境づくり
今回は考えるときは基本的に画面をオフにするというグラウンドルールのおかげで、個人的には落ち着いてゆっくり考えることができました。私がワークショップをしたときはそこまで考えることができていなかったので、その配慮は必要だなぁと感じました。ただ、参加者が画面をオフにすると主催者側はその様子を見ることができないというデメリットも。
私が中学生相手にオンラインで授業をするとしたら、画面をオンにして考えることとオフにして考えることのメリットを先に示したうえで「自分がやりやすい方でやっていいよ」と生徒たちに選択を委ねるかなぁとちょっと考えました。でも、そうするとオン派とオフ派が混在するからオフ派はオン派の視線が気になっちゃうかなぁ…難しい…
③視覚的に時間を把握できる仕掛け
ゴエちゃんは考えるときに共有していたスライドにある仕掛けをしていました。それは、スライドの左から右へバーが横切るもので、その進み具合でワークの残り時間がわかるというもの。種明かしをされたときは一種のアハ体験でした(笑)。
振り返り会でなぜこの仕掛けをしたのかの裏話があったのですが、スマホのタイマーを画面に向けて表示していると、片手がふさがってしまい、裏で作業がやりにくいからとのこと。
私はパワポのアニメーションはある程度使いこなせるのですが、そのアイディアはなかったなぁとただただ脱帽でした。「必要は発明の母」ですね。
残り時間を示すだけならタイマーアプリを画面共有することもできますが、デジタルのタイマーではなく、バーが動くという視覚的な情報でそれがわかるようにしているのがいいなと思います。センター試験のとき、デジタル時計ではなく視覚的に時間を把握しやすいアナログ時計を持って行けと言われたのとどこか通じるところがありそうです。
大地さんより
(☆:いいね/♡:パワーアップポイント)
☆螺旋階段のように、上から見ると同じ位置だけど横から見ると上に上がっているという設計(思考を深めやすい)
☆世界観の作り方が上手い(入り込みやすい世界観)
♡考えるときに参加者に画面をオフにしてもらうなら、自分も画面オフにしないと自分が目立ってしまう
♡次にやることを先にチャット等で指示しておくとよい
もっぴーさんより
☆5W1Hで解析度を上げるような問いかけがGood
→「いつ?」「どういう表情?」「どんな人がいた?」などの具体的な問いかけのおかげでイメージしやすかった
☆指示がスライド1枚にうまくまとまっていてわかりやすかった
♡シェアするときに相手に問いかける時間があると深堀できそう
♡画面オフにすると相手の様子が見えない!(オンラインあるある)
→ブレイクアウトから帰ってきたときとか、もっとみんなに聞きながら進めるのも一つの手。「すんなり書けましたか~?」「いくつワクワクできた?5個出てきた人~?」などと聞いてみると、全体で共通理解ができる。たんに「いい表情してたね」という問いかけでもよい。
(個人的に感じた)ゴエちゃんのパワーアップポイントに対する私なりの答え
ゴエちゃんの実践に参加していて、「ここもっとこうすればよくなるのかなぁ」と思ったのが、ストーリーを話しているときの目線でした。画面の右側だか左側をずっと見ながら話していたので、「いったいどこを見ているんだろう?」と気になりました。振り返り会で聞いてみたら、スマホのカンペを見ていたとのこと。そりゃそうだ、しっかりした長めのお話だから覚えきれないよね。
それでも、今回のワークショップではストーリーの存在が肝になってくる気がするだけに、参加者に語りかけるような目線だともっと素敵な演出(?)になったのかなと感じました。
「自分だったらどうするだろう?」と考えたときに、パワポの発表者用ツールを使うかなと思いつきました。しかも、最近zoomでの発表者ツールの使い方をゼミの同期に教えてもらっていたことを思い出しました。
普通にスライドショーで発表者ツールを開いたままにして共有すると、こんな画面になってしまいます↓
これだと自分の手の内が丸見えです。自分の手元には発表者ツールが見える状態にしつつ、参加者にはスライドだけが共有されるようにしたい。そのためには、以下のような手順を踏みます。
①スライドショーを始めて、発表者ツールが見える状態にしておく
このとき、左上の「タスクバーの表示」を押すとタスクバーが出てくるのでzoomの画面に戻れます。
②zoom画面上の画面共有のボタンを押し、発表ツールを選択する
③画面の上の方にある「詳細」のところをクリックして、「画面の部分」を選択し、下の「共有」ボタンを押す
そうすると、自分の画面にはこんな感じで発表者用ツールと緑色の枠が出現します↓
一方、参加者には緑色の枠内のスライドしか見えないようになります↓
なお、この緑色の枠は一度設定すると次回以降もその枠の設定が適用されるみたいです。そのため、シミュレーション時に一度設定してしまえば本番で再度枠を設定しなくてもそのまま使えます。
こうすれば、参加者の方に目線を向けつつ長いストーリーを話せるのかなと思いました。
何はともあれ、ゴエちゃん実践お疲れさまでした!
自分にとってワクワクすること、今の自分が向き合えていないことについて立ち止まって考える素敵な時間になりました。