Raise your Flag(ファシリテーション講座)③

Raise your Flag3期生(C日程)のしーちゃんです。

 

昨日は先週に引き続きRaise your FlagのインプットDay!

「場づくりの3要素」についての講座。

 

前回・前々回のリフレクションはこちら↓

bookmarker330.hatenablog.com

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教師の卵の目線から、昨日学んだことの中で印象に残ったことを自分の言葉でまとめてみようと思います。

今回も3000字に届きそうな長さなので、目次から好きなところに飛んでみてください。

 

 

プレゼン中に自分の話し方のクセに気づく

講座のはじまりは「おかしプレゼン」から。

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3分で考えた後、ブレイクアウトルームに分かれて1人1分で好きなお菓子をプレゼンするというもの。4人グループのトップバッターだったので、かなり緊張しました。そのとき気づいた私の話し方のクセが次の4つ。

①時間感覚がない

→1分でプレゼンと言いつつ、1分ってだいたいどれくらい?長いの?短いの?

今までは特に時間を気にせず話していたと感じました。教員は長々と話しがちと言われますが、この時間感覚のなさによるものなのかな(私だけか)。

②制限時間よりも早く終わってしまうことを恐れている

→①で言ったように時間感覚がないので、どれくらいの情報量を準備すればいいのか目安がつかめません。早く終わったらいやだなという思いはあるので、とりあえずたくさんトピックを用意しておこうとします。

今回みたいに1分だったら、だいたいトピック2つくらいが目安なのかな。

③情報を詰め込もうとして、結局何が言いたいのか自分もわからなくなる

→②とも関係してきますが、たくさん用意したトピックをその場でうまいこと取捨選択して話す、なんていう器用なことはできないので、とりあえずすべて話そうとします。そのため、結局何が言いたいのか自分でもわからなくなります。

④早口になってしまう

→③で書いたように、情報を詰め込もうとするあまりマシンガントークのように早口になりがち。

 

こうして見てみると、①~④はつながっているのだなと思います。

 

おかしプレゼンでは最初に同じグループだったはるかが優勝したのですが、印象的なフレーズと自分以外の視点に惹かれました。ロッテのアーモンドチョコのゴールドのパッケージを”宝石箱”と言っていたのが印象的でした。そして、以前の赤と白のパッケージを引き合いに出すことで、現在のゴールドのパッケージがより映えます。

また、2つ目のトピックで人にあげるときのことを話していたのがいいなと思いました。「自分の好きなお菓子」というと、自分とそのお菓子の関わりを話すことが多いと思うのですが、誰かとシェアする様子が具体的にイメージできました。

 

ナチュラルにボケやオチを入れてきたり、真央くんの柿の種発言を受けて最初に「私が紹介するのは柿の種、ではなくアーモンドチョコレートです!」と言い、話のつかみもばっちり。しかも柿の種のくだりは最初のプレゼンにはなかったのでたぶんアドリブ。はるからしいプレゼンだなと思いました。

 

 

昨日の内容のフローチャート

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こうしてみると昨日もいっぱい学んだなぁ…

 

 

まずは「ねらい」から始めよう

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ファシリテーションをするうえで、ワークショップファーストではなく「ねらい」を考えることが大切になってきます。授業でも同じです。「グループワークをやりたい」とか「タブレットを使いたい」というような”やること”を先に決めてしまいがちなのですが、その50分の授業が生徒たちにとってどのような場になってほしいのか考えるのが先なんですね。

 

問題≠課題

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問題と課題はなんとなく違うものだと感じていたので自分なりに使い分けていましたが、改めて定義したことはありませんでした。

 

問題:目標に対して到達の方法や道筋が分からない状況のこと

課題:関係者の間で「解決すべき」と合意された問題のこと

 

問題1つ1つを解決しようとするのではなく、根本の課題を設定することが大切。

 

 

課題設定の5つの罠

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「2.手段の目的化」は学校現場でありがちです。例にも挙がっていますが、「どうやってアクティブラーニングを導入するか」という風に、手段が先行してしまうことが多いのです。しかも、「やらなければならないから」という理由で思考停止して、その手段の重要性に対する共通認識もないまま進んでいってしまいます。

生徒にどうなってほしいかというビジョンがあって、そのビジョンに到達するためにどんなツールを使うか、という順番なのでしょうね、本来は。

 

「3.他責」はだいちさんの話を聞いていて、自分も頭が痛くなりました。何か問題が起こったとき、それは実はシステムエラーによって起こったものであることが多いです。それでも、人は問題の原因を他者に求めてしまいます。

起こったことを人のせいにせず、どうやったらその人がよくなる、力を発揮できる環境を作れるか考え、実践していくことが大切です。ただ、そうは言っても自分もできている気がしないので、心に留めておくだけでも違うかなと思っています。

 

「4.優等生」「5.壮大」のところの話を聞いていて、真っ先に思い浮かんだのは「いじめをゼロにする」というスローガンでした。いじめの加害者側もいじめが悪いことはわかっているはずです。それでもいじめが起こってしまうのは、システムに問題があるためではないでしょうか。

「人間はインセンティブの奴隷だ」というパワーワードが出てきましたが、いじめについて言えば、いじめをすることがインセンティブ(=得)につながらないようなシステムを作れればいいのかなぁ…

 

 

「しっかり」「ちゃんと」って具体的にはどういう状態?

ファシリテーションにおけるルールは「場の世界観を守るために参加者が守るべきこと」。

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ルールづくりの3つの手引きの中でも特に心に響いたのが、「1.行動基準」のところ。ルールがマインドベースだけになってしまうと参加者によって行動が変わってしまうため、明確な行動基準でルールを作ると良いそうです。

たしかに、教師が「しっかり話を聞きなさい」と言っても「しっかり」の基準が人によって違うので、教師が想定している振る舞いを生徒が見せるとは限りません。

「しっかり」「ちゃんと」という言葉は便利ではあるのですが、指示を出す際は具体的な行動にまで落とし込んで示すのが大切なんですね。

 

 

番外編:1on1

今日の午前中、もっぴーさんと1on1でお話ししました。なぜファシリテーションを学ぼうとしたのかとか、お互いのことについていろいろ話せたのが楽しかったです。

私はキャリア教育や自身の複業(今のところ公立の教員は副業できませんが…)について興味があるので、教員以外の方と話すときは「なぜその仕事(生き方)を選んだのか?」を聞くようにしています。今はフリーランスでお仕事しているもっぴーさんの話は、私の知らないことばかりでいい刺激になりました。