西川純教授曰く「君の論文は画期的」らしい

連日の論文添削。

昨日は最後まで目を通してもらえたので心の中で狂喜乱舞していた。

なにせ、その前は開始1分経たずに問題の所在の途中で「やり直し~」だったので。

 

普段は「気のいい近所のおじさん」的存在の西川先生だが、一たび論文に目を通すとなると雰囲気が変わる。『ハリーポッター』に出て来るダンブルドア校長ばりの半月メガネの奥にある目が鋭く光る。

 

今日は一通り目を通した後、「だいぶよくなっている」とのお言葉。それに続いて「ただ、結論の手前で力尽きている感じ」。

 

はあ…

 

私の反応がイマイチだったためか、西川先生はさらに続ける。

「○○(私の呼び名)さ、この論文がどれだけすごいかわかってないでしょ。画期的だよ」

 

西川先生の口からこんな言葉が出て来るのはかなりすごいことなのかもしれない。

 

ただ、西川研の別のチームの論文に関わる実践の話を聞いて西川先生が涙を流したという話を聞いていたので、おそらく感覚がマヒしているのだろう(私の論文に関してはまだ泣いてないし)。

 

あまりに個人研究どっぷり浸かっているせいか、そのすごさがわからなくなっているのかなぁ…

 

私の研究はすごくざっくり言うと、高校教員より企業の方が異世代とのコミュニケーションを重視している」ということと「高校時代に部活よりアルバイトをした方がいいよ」というもの。

 

一応、データ上は「有意差」と言って研究論文で説得力のある根拠になる差も出ている。

 

アルバイトを積極的に進める論文ってたしかに見たことない(ちゃんと調べてはないけど)。

 

インタビューをしていても、積極的にアルバイトを勧めている高校はまずない。許可制もしくは原則禁止のところがほとんどだ。

 

この論文が高校の先生に届いたら、日本の教育を変えることにつながるのかもしれない。

 

今さらだけど、そんな期待が生まれてきた。

 

さて、考察を書き直さなければ。