中学受験の作文はいったい何を見ているのだろうか

今日の午前中は中学受験対策模試の作文の採点をしていた。

 

中高一貫校で講師をしていた際は、作文の採点をしたこともあるし、作問したこともある。

それでも、いまだに入試の作文っていったい何を見ているのだろうかと思う。

 

今日の答案のほとんどもそうだし、以前採点したものもそうだが、判で押したように同じに見えるものばかりなのだ。

・最初はこの書き出しで始める

・接続詞はこれを使う

・この内容をこの順番で書く

・原稿用紙の最後のマスまで埋める…などなど

 

パターンはほぼ同じなので、形式ではそこまで差がつかない。

 

採点したことがある人間が言うセリフではないのかもしれないが、よくこんな型にはまりきった作文で差をつけられるなぁと思う。

 

その中でも目を引くかな、と思うのは自分の体験や日常の経験を具体的に書いているものである。あとは、首尾一貫しているもの。

 

そうなると、経験したもの勝ちというか、経験をきちんと言語化して頭の中の引き出しにしまっているかどうかが重要になってくるのかな。

 

わからないなぁ…