名(迷?)プロトコラーになる、の巻

今朝起きてみて、「なぜこんなに論文のタイトルに迷っているのだろう?」と考えてみた。

 

自信がない、というわけではない。おそらく、というか必ず新規性はある。この2日間、文部科学省中央教育審議会国立教育政策研究所の文献とにらめっこした結果、異世代間のコミュニケーションに着目した研究や実践は(管見の限り)見当たらない。

 

いったい何を迷っているのだろう、といろいろ考えてみて、思い当たったのは「タイトルに”異世代”のコミュニケーションと入れるかどうか」ということだった。

 

企業関係者と高校教員では「コミュニケーション能力を重視しているか」ということでは優位差が出なかった。そのため、4項目の割合をそれぞれ出して、10ポイント以上差がついた項目については両者で意識に差があると言うことにした。

 

ただ、これは前座に過ぎない。

私が最も言いたいのは「企業関係者の方が高校教員よりも”異世代とのコミュニケーション能力”に重きを置いている」ということ。

 

それを言うには、プロトコル分析をし直さなければならない。

というのも、カテゴリーを4項目に変えたため、分析対象のデータが一気に増えたのだ。

 

「先行研究を固めねば!」とここのところ分析そっちのけで文献とにらめっこしていたので、すっかり忘れていた。

 

そのことに今朝気づいたので、今日は朝の9時から夕方16時くらいまで昼休憩は挟んだものの、ずっとプロトコル分析をしていた。

 

プロトコル分析というのは、ざっくり言うと、音声データを文字起こししてカテゴリーに分類していく作業のこと。私は総勢100名を超えるインタビューデータを持っているので、該当箇所を探してはひたすら文字起こしして、Excelのデータベースに貼り付けていった。今日だけで30人以上。まだあと10人分くらい残っている。

 

今まで全部ひとりでプロトコル分析しているので、もはや”名プロトコラー”と名乗ってもいいくらいだ(と個人的には思っている)。

 

プロトコルを起こす

 ↓

異世代のコミュニケーションに言及しているものを数え上げる

 ↓

集計して直接確立計算にかける

 ↓

優位差が出る!

 

こうなれば最高なんだけど、どうなることやら。

 

西川先生には『(通称)チェリまほ』の単行本を貸してもらう代わりに、12/11には論文を再度見せると言ってしまったし。

 

まずは残ったプロトコルをやる。そして統計分析にかける。優位差が出ればタイトルに”異世代”を入れるし、そうじゃなかったらたぶん入れない。

 

そして、臨床教科教育学会の申し込みをする(締め切りは明日だ!)。

 

やるべきことをこつこつと。そして結果を出すのだ。