「ズバッと!解決上越」

暮らしの困りごとを引き受ける団体が上越市にできたそうだ。

その名も「ズバッと!解決上越」。

https://www.joetsu.ne.jp/128547

 

建築業や不動産業、マッサージサロンなどの9つの事業所が立ち上げたそうで、家電品のトラブルや水回りのトラブル、空き家処分まで様々な暮らしの問題をワンストップサービスで解決することを目的としているらしい。

 

設立の背景には高齢者が困りごとを解決できない現状があるという。代表の方曰く、「『ここに電話すればどうにかなる』と思ってもらえる場所があればいいと思い、発足に至った。参加している9社は地域に根付いている事業所で、地域の人にとっても安心できる」とのこと。

 

定年退職後や高齢になると、なかなか外とのつながりを作りにくい。私の父を見ていてもそう思う。父の普段の話し相手は、母か私かラジオかテレビがほとんどである。あとは、ときどき同じ集落で暮らす人たちと話すくらい。

 

仕事を始めると職場での人間関係がメインになる。職場の人たちと退職後もつながりを持ち続けるかというと必ずしもそうではない。

 

そう考えると、人生を豊かに過ごすためにも、小中高の友達とのつながりを保ち続けることはとても重要なことなんだなと感じる。

 

私などは何か困りごとがあれば「○○  やり方」などと検索して情報を得たり、業者等につながったりする。しかしながら、高齢者だとスマホやパソコンを持っていないことも多く、そもそも何か困ってもどこに電話をかければいいかわからず、困りごとがそのままになってしまうことも少なくないのではないかと思う。

 

そうした現在の高齢者にとっては、「ズバッと!解決上越」のような何でも屋さんは心強い存在になりうる。

 

そして私は、未来を担う子どもたちに「小中高の友人、知り合いとのつながりをずっと続けていった方が得だよ」と語り続けたいと思う。