小学校で旬や季節を感じた話

先日、友達とご飯を食べに行ったときのこと。

 

メインやデザートが選べるランチプレートで、りんごがふんだんに使われていた。

さつまいもと一緒にグラタンになっていたり、マリネしたものが生ハムに巻かれていたり…

 

そして、デザートもりんごづくしだった。

私は焼きりんご、友達はアップルパイを選択。

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↑私が想像した「焼きりんご」の斜め上をいくビジュアル。盛りつけ方次第で印象は全く変わるんだなぁと思った。

 

さてさて。デザートが届いたときに、友達が「りんごっていつ頃の果物なの?」と聞いてきた。私は秋に食べるものだとばかり思っていたので、「秋だよ。ちょうど今ごろだね」と返した。

 

そうしたら、彼女は「りんごって年中食べられるイメージだから、旬とか食べ頃とかわかんなくなっちゃうんだよね〜」と言っていた。

 

たしかに。スーパーに行けばたいていのフルーツは揃っている。

 

ハウス栽培など農業技術が発展したり、外国から食料を空輸することができるようになったりして、食べ物の旬の感覚は薄れつつある。

 

一方、今学校支援プロジェクトでお世話になっている小学校では、旬や季節感を感じるしかけがなされているなぁと感じることが多い。

 

例えば、玄関に入ってすぐのところに2か所、花がいけてある場所がある。今日行ってみたら、ダリアや千日紅など、こっくりとした秋色の花々が美しくいけられていた。写真で見せられないのが惜しいと思うくらい素敵。

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↑ダリア

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↑千日紅

 

また、先日教室で給食表を眺めていたら、10月末に「ハロウィン献立」が予定されていることにきづいた。かぼちゃの形をしたハンバーグやかぼちゃのスープなどが出るらしい。

 

幼少期の経験のその後の影響を考えると、旬の感覚や季節感が失われがちな今、小学校段階でそういったものに触れる機会を作ることはとても大切なことなのかなと思う。