自分でやろうと決めて行動に移したと思っていることも、きっとどこかで誰かの言葉に背中を押してもらっているのだろうと思う。
「やってみたら?」
「それいいね!」
「やらなきゃもったいないよ〜」
「きっとできるよ」
「一緒にやろうぜ!」
"一歩踏み出す力をくれる言葉"がこの世には無数に存在する。
こういう言葉は、「誰に」言われたかというのも重要なポイントだったりする。
身近な人だからいいというわけでもない。
親の言うことは「うるさいなぁ」と感じるのに、SNS上の名も知らぬ人の何気ないつぶやきが心に刺さることもある。
教師の言うことは右から左なのに、友達の言うことはすっと心の中に入ってきたりする。
誰かが前向きな一歩を踏み出せるような言葉を届けられるような人になりたいと思う。
いつ誰に背中を押してもらったかは、よほどのことでない限り覚えていないので、そうした人たちへの「恩返し」というより、自分のまわりの人や次の世代を担う生徒たちに「恩送り」をしていくことが大切なのかもしれない。