聞いているつもりが聞いてもらっていた

今週分の就職した方へのインタビューは今日で終わり。

ただ、今日のインタビューはかなり衝撃的だった。

 

今やっているのは半構造化インタビューなので、完全にフリーというわけではなく、質問項目はあらかじめ4つほど決めてある。

 

多少脱線することもあるものの、基本的には質問項目の内容からそんなに外れることはない。

 

「私が聞き、相手が答える」の繰り返しだ。

 

しかしながら、今日インタビューさせていただいた方は、私の質問に答えつつ私に対しても質問してくる、そんな人だった。(「大学院って何してるところなんですか?」っていう質問には困ったなぁ。私たちって何してるんだろう?「日本を変えてます!」って言ったところで、「はぁ?」ってなるだろうし。)

 

しかも、初対面にもかかわらず、間の取り方や尋ね方もとてもナチュラル。話が途切れずに進んでいく。

 

いつのまにか話の内容が中学のときの部活へと大きく脱線していたり、私個人の話になっていたりした。

 

私がインタビューしているはずなのに、逆に話を聞いてもらっているような感じ。

 

飄々としていて違和感なく相手の懐に入る様子はさながら猫のよう。

話しやすい人ってこういう人のことを言うのかなと思った。

 

仕事の選び方というか仕事に対するスタンスも、今までインタビューしてきた人とは違ってかなり破天荒だった。もちろん、なぜその仕事に就いたかというのは一人一人ストーリーがあるので、誰の話を聞いても面白いのだけれど。

 

不思議な人だったなぁ。