「まわりからの影響」を逆手にとるには…

中2の夏ごろから担当しはじめた子の家庭教師を今年も持ち上がりでしている。

 

中2のときは「自分の将来とか、どこの高校行きたいとか考えてる?」と聞いてみても、

「うーん…」という返事しか返ってこなかった。

 

それでも高校には行きたいらしい。

「なんで?」と聞いてみたら、

「みんな行くから」。

 

「まぁ、そうだよねぇ」と思いつつも、ちょっと歯がゆく思っていた。

 

ところが今週、指導後に本人と保護者の方と話していたら、その子が行きたい高校を考えはじめ、「ここに行きたい」と言い出した、という話を聞いた。

 

また、今まで個人研究のインタビューをしてきて、就職しようと決めたきっかけが「まわりが進路について考えはじめたから」という方が何人かいらっしゃった。

 

ほとんどの人はまわりに流されるように進路について考えているのかなぁと思う。自分の進路にも関わらず。

 

現実味がないのか、教員や保護者がお膳立てしすぎてしまい、自分で考えるということをしないのか。

 

でも、中3や高3になってから急かされるように進路を考えるのではもったいない。

 

まわりの人に影響を受けるなら、それを逆手にとって何かできないのだろうか。

 

結局のところ、子どもたちの多くは同級生や先輩の様子を見て自分の振る舞いを変えていく。

 

他学年や他クラスと日常的に関わる機会があれば変わるのかなぁ。

もっと学年やクラスがごちゃ混ぜになって学べたらいいのに。