昨日の午前中、白川郷学園のオンライン授業を参観する機会があった。
白川郷学園→http://school.shirakawa-go.org/
小学校3年生を対象とした「風やゴムで動かそう」という理科の授業だった。
zoomを用いて、学校にいる先生と各家庭の子どもたちをつなげて授業を行っていた。
【授業の流れ】
導入→実験の予想を立てる(子どもたちを指名して答えさせる)→先生が実験→実験結果をもとにブレイクアウトセッションで子どもたちが意見をまとめる
授業後は、ブレイクアウトセッションでグループに分かれ、白川郷学園の9年生(中学3年生)も交えて検討会を実施した。
授業の感想
・やりようによっては、一斉授業をzoomですることもできるんだなぁ。
・ただ、今回のように実験など動きがあると子どもたちも飽きずに取り組むことが出来るのかもしれないが、授業の形式がワンパターンだと飽きやすいのかもしれない。
・子どもたちが、先生が話しているときに自分たちで「ミュートにして」と声掛けをするなど、授業の進行を助けている。
検討会で感じたこと
・公立の学校でzoomを取り入れているというのがすごい。
※白川郷学園は全校生徒約120名全員にiPadを配布していて、ICT環境が整備されていたとはいえ、全校で取り組むことを決めたのは英断ではないかと思う。
・Googleフォームのアンケートでオンラインの授業について子どもたちにアンケートを取り、子どもたちの感想をもとに改善をするというサイクルが回っている。
・全体での研修は2回だけで、その後は実際にやりながら改善しているそう。若手が中心になって動き、他の教員がその真似をするという形で進んでいるらしい。
・実技系教科をどうするかが悩みどころである、という発想は私の中にはなかった。タイムラグがどうしても出てきてしまうので、音楽では合唱ができず、読譜や鑑賞が中心になっていたり、体育では保健の内容をとりあえずやったりと手探りで実施しているそう。
検討会では、手探りでいろいろとやってみている雰囲気や実際に授業を受けている9年生の生の声を知ることができた。
養護教諭から「zoomで保健室」という企画も出ているそうで、いろいろな使い方ができそうだと感じた。
白川郷学園ではまた連休明けに遠隔授業の公開をするそうなので、興味のある方はぜひ↓