元勤務校のサイトを久しぶりにのぞいたら、新着情報の中に「オンライン授業をやっている」旨の通知があった。気になって見てみると、zoomを使ってホームルームや授業を行っているとのこと。
みんなでzoom『学び合い』の手引きを作ろうとしている身としては、何か参考になることがあるかもと思い、働いていたときの同期に連絡を取ってみた。
「文字で打つのもなんだから」ということで電話で話したのだが、お互いの近況報告に花が咲く花が咲く。
元勤務校は私立の中高一貫校ということもあり、生徒は一人一台ChromeBookを持っている。GoogleClassroomは私がいたときもすでに使っていたし、zoomの導入もしやすい状況ではある。
朝にホームルームをzoomでやり、午前中は生徒のカウンセリングや保護者との面談、午後はクラスの生徒を2~3つのグループに分け、40分以内の少人数授業を3展開しているそうだ。
授業のやり方は教科によっても異なるが、質問対応に終始したり、ひたすら解説をしたりすることが多いらしい。
また、zoomの導入には教員の意識を変えることが大変だったそうだ。特に年配の教員の中には「URLって何?」という方も少なくない。
私立の学校は他校との差別化を前面に押し出したり、教育の最先端を走ったりしなければ淘汰されてしまうため、公立に比べれば新しいものを導入しやすい環境であると言える。しかしながら、そんな私立であってもいざ新しいものを現場に取り入れようとすると、すんなりとはいかないものなのだなと感じた。
現場の先生方はいろいろと試行錯誤しているのだというのが同期の話から伝わってきた。
思い切って連絡とってみてよかったなぁ。