上越『学び合い』の会のリフレクションをしよう、と思っていたのだが…
今日のzoom自習室で、「zoomでのホストのやりかた」についての質問を受けることが多かったので、ためしに上越の会でホストをした経験を時系列でまとめてみようと思う。
episode0:開始前+語り
→開始前に主催者側で打ち合わせをする、とのことだったので、事前に待機室を設定・「ホストの前の参加」をOFFにして、「参加者が参加または離れた時に音声が再生されます」の設定をONにした。
こうすると、参加者はいったん待機室に行くことになり、ホストが許可すればミーティングに入室できるようになる。しかも、参加者の入退室時に「ピローン♪」と音が鳴るので、もれなく確認できる。
主催者側のみ参加を許可して、打ち合わせ開始。
打ち合わせ終了後は、会の注意事項をまとめたパワポのスライドショーを画面共有して、全員が見られるようにした。
語りなど一人の方が全体に話す場合は、ホストが全員をミュートにすると聞きやすい。
語りを聞きながら、フリートークの際にブレイクアウトセッションを使って全体を5~6人のグループに分けなければならないため、(参加者数)÷5をしてブレイクアウトセッションのルーム数を決め、自動で振り分けられるように設定。
episode1:フリートーク①
→大半の人は特に問題なく各ブレイクアウトルームに行けたようでほっとした。
私は遅れてきた方の参加を許可して適当なブレイクルームに割り当てるという作業をしつつ、割り当てられたルームに進めずメインセッションに残っていた方とお話をするという離れ業を(見えないところで)披露。
終了5分前には、念のため全体に「あと5分で終了です」とチャットでアナウンス。
時間になったらブレイクアウトセッションを終了させるボタンを押す。ボタンを押してから60秒後に各ルームが閉じてみんながメインセッションに戻ってくるという仕組み。
参加者の皆さんが続々とメインセッションに戻ってくるなか、セッションを再作成し、ブレイクアウトルームの参加者をシャッフル。
ブレイクアウトルームを開始し、「みなさんいってらっしゃ~い!」と手を振る。
episode2:フリートーク②
→今回は全員がちゃんと各ルームに移動できた。
遅れてきた方の参加を許可して適当なブレイクルームに割り当てるという作業をしつつ、今度は途中からメインルームにいらっしゃった西川先生とちょっとおしゃべり。
episode3:西川先生のお話
→スピーカービューの状態で西川先生のお話を録画する、というミッションを無事遂行。「何かトラブルがあると大変!」と知らず知らずのうちに気を張っていたのか、西川先生のお話はほとんど頭に残っていなかった(西川先生、あとでちゃんとYouTubeで見ます…笑)。
お話が終わった後、画面共有でアンケートのQRコードとzoom自習室等の紹介を画面共有。
これにて、ホストのお仕事終了。
ホストだったので、今回フリートークに行けなかったのが心残り。
でも、フリートーク②開催中、西川先生と1対1で話せたのは楽しかった。
西川先生「今回は全員を共同ホストにしなかったの?」
(注:参加者を共同ホストにするとブレイクアウトセッション中に参加者が自由に動ける)
私「今回はしませんでした。100人越えそうだったし、しっちゃかめっちゃかになりそうだったので」
西川先生「あはははは。しっちゃかめっちゃかだからいいんじゃない」
私「???」
西川先生「『学び合い』のセオリーで考えれば、ごちゃごちゃしていた方がいいでしょ」
私「(たしかに!)でも、今回は守りに入っちゃったんですよねぇ。攻められませんでした笑」
zoomでの開催は初めてだし、100人以上申し込み来ているし、全国で『学び合い』の会を開いている有名な方々が多数参加されるということで、今回は安全策をとった。
ただ、この”安全策をとる”ということが、教師が生徒を信じ切れずに無意識のうちにどこか管理しようとすることと同じなのかなぁ、とも感じた。