本日はみん職フォーラム2日目。
午前中は熊本市教育長の遠藤さんのお話、午後は「流動型『学び合い』」の高橋さんのお話を聞いた。
遠藤さん「挑戦し続ける熊本市の教育改革」
・熊本市はICTの導入が非常に進んでいる。教員も生徒もタブレットを授業等で活用しやすい環境が、他の自治体に比べて整っていると感じた。しかも、学校側に丸投げするのではなく、全小学校の使用状況を把握し、必要に応じて助言や指導をしているというのがすごいなと思った。
・教職員が自分の時間を大事にすることが働き方改革につながるということには納得。「子どもと向き合う時間を作る」ための働き方改革ももちろん必要だが、「子どもと向き合わない時間の確保」も今後重要になってくると思う。自分の家族や大切な人を二の次にするような仕事は続かない。
・(チャットにて)「(政令指定都市のいじめ認知件数のグラフを見て)いじめの認知件数が多い方が頑張っている感じがする」というコメントには、うーん…となってしまった。見えてこなかったものが見えてきたというのは良いことではあるのだが、なぜかもやもやしてしまう。
・(ブレークアウトセッションにて)wifi等の環境が整っていない家庭があることを心配する声が多数
→「(wifi、タブレット等がないなら)うち来る?」というような人とのつながりが大切(※なお、熊本市はwifiではなくLTEを使っているため、家庭にwifi環境がなくてもタブレットが使用できるのだそう)
髙橋さん「時間割も学習内容も子どもが決める、流動型『学び合い』の授業づくり」
・「当然」のことを疑おう!、という考え方は常に持っておきたい。
・教員の知識の劣化コピーにならないか?
子どもを結局ロボットにしていないか?
・1人も見捨てない
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誰もが見捨てられる恐れがある(「誰かを見捨てている、ではなく」)
・「1人も見捨てない」という言葉は、最初は納得できていなかったので使っていなかった。
・『学び合い』については、「おもしろいと思った人、どうぞ真似てください」のスタンス
・『学びのカリキュラムマネジメント』読みます!
2日間のみん職フォーラムで、多くの学びを手に入れることができた。
調べたいことが出てきたし、読みたい本もいくつかある。
私の中には「1人も見捨てない」という言葉がどうも上滑りする感覚があったので、それについて高橋先生に質問することができてよかった。
まだ「1人も見捨てない」ことについて腑に落ちてないのかなぁ。
難しい課題だが、考えていかなければ。せっかく院にいて時間があるんだから。