『学び合い』群馬の会の個人的振り返り

昨日、『学び合い』群馬の会に参加してきた。

これで外部の『学び合い』の会に参加したのは2度目。思い切って普段いるところから外に飛び出すと、いいことがたくさんある。

・多種多様なつながりができる

・自分の考えを相対化して捉えられる

・仲間がたくさんいると感じられる…etc.

 

群馬の会は、西川先生の講演→実践報告→参加者同士でフリートークという流れだった。

 

西川先生の講演は、普段のゼミで耳にタコができるほどよく聞く話が中心だった。ただ、その中でも「教育を改革できるのは教育長や校長などのトップの人間ではない。現場の教員こそ改革ができるのである」という内容は心に残っている。

結局、トップダウンの「改革」は骨抜きにされてしまうのだ。大学入試改革しかり、総合的な学習しかり。

トップダウンではなく、教員の中で実践が広がっていくことが真の改革につながっていくのかなと思った。

 

実践報告では、西川研の先輩でもある小学校の先生の実践が印象に残っている。『学び合い』の実践報告というと圧倒的に授業における実践が多いのだが、その方は生徒指導での実践を発表していた。『学び合い』は考え方であるからこそ、授業だけでなく生徒指導でも、ということができるのだろうと感じた。

 

フリートークでは、何人かの方とお話しすることができた。初めてお会いする人には、なぜ『学び合い』を始めたのか聞いてみることにしている。そこにその人のコアのようなものが見えてくるからだ。

私はそこまで社交的な方ではないので、自分から積極的に話しかけるのは得意ではない。その分、話している人が楽しく話し続けられるような聞き方ができればと思っている。

 

働き始めたら、全国のさまざまな『学び合い』の会に参加するというのは時間的にかなり厳しくなる。

(お金はないけど)時間はあり、「西川研究室」という看板を掲げることができる院生のうちに、さまざまな会に足を運ぼう。