「高卒より大卒」はもはや…

昨日、一昨日の2日間、県内の高校2校に見学に行った。

 

そのうちのひとつが工業高校。

高卒での就職率は7割を越える。しかも全て正社員。

高卒で就職する場合、ほぼ100%正社員として採用されるのはそれまで知らなかった。

実際に企業に入り、デュアルシステムでインターンをすることもできる。

 

実業高校の生徒と普通科の生徒では、卒業時に圧倒的な差が出てしまうことを痛感した。普通科の生徒は、基本電気の配線などできやしないだろう。

 

今までは実業高校より普通科、偏差値は高ければ高い方がいい、という単純なモデルに教員も生徒も保護者も縛られてきたけれど、世の中は大きく変わっている。

 

先が見通せない社会で、普通科からギリギリ大学に入って4年後の就職活動で右往左往するより、高校で手に職をつけて正社員で就職した方が安定した生活を送れるかもしれない。

 

そうなると、高校選びをする中学校の段階で、先を見通した進路指導が必要になってくる。

 

高大接続ももちろん重要だけれど、進路指導に関しては、少なくとも中学と高校が連携していかなければならないのだろう。