今日、大学院で初めて模擬授業をした。
谷川俊太郎さんの、「空に小鳥がいなくなった日」を題材に、詩の形式に注目する授業。
講師をしていた時も、詩の授業はかなり苦手な部類だったので、あえて挑戦してみた。
文学作品を扱う授業は難しい。
教師も生徒も知らず知らずのうちに、"読みは多様であるべき"教の信者になっている可能性が高いからだ。そういう私も、心のどこかでそう思っている節はある。
多様性は尊重されるべきだ。でも、「みんな違ってみんないい」だけでは学びとして成立しないと思う。
文学作品を扱う時、このジレンマが常に襲いかかる。
このジレンマに対しては、実際に教壇に立つ前に自分なりの考えをしっかりさせておきたい。